前立腺肥大症は高齢男性に大変多い病気です。前立腺は膀胱の下にある”くるみ大”の臓器で、精液の一部を作っています。加齢に伴って大きくなってくることが多いため、いろいろな排尿の障害症状を呈してきます。


症状 :
前立腺肥大症による排尿症状は、閉塞症状(尿が出にくい)と刺激症状(頻尿)があります。しかし、前立腺肥大症によると思われるこれらの症状は、高齢男性には大なり小なり見られる場合がほとんどです。実際の臨床現場では、症状の有無に加えて本人がどれくらい困っているかを考え合わせて治療法が選択されます。

診断 :
前立腺肥大症の診断は、大体次の方法で行います。
問診→身体所見→尿流量検査→経直腸超音波検査

治療 :
治療は症状の程度と日常生活での困窮度により検討されます。症状の程度によっては経過観察で無治療でも充分ですが、慢性的な閉塞状態が膀胱機能に影響を与える可能性もありますので充分注意を払う必要があります。治療法には、薬物療法、手術療法、その他の方法(温熱療法、ステント留置)があります。

キーワード:前立腺肥大症 高松市 香川県


topへ戻る